4月8日高橋巌先生へ高橋巖先生 つい先ほど、高橋巌先生のご逝去のご報告を受けました。 全ての人にとって限りある現生ではあるものの、今の私はとても悲しく寂しい想いに沈んでいます。 私の高橋巌先生との実質的な出会いは10数年前(シュタイナー著作の訳は別として)になりますが、その当初から高橋巌先生の...
2020年11月11日R・シュタイナー『社会問題の核心』[17-最終]〜生理的な社会感覚を身につけること[訳者による解説とあとがき]から 《生理的な社会感覚を身につけること》 長らく書き続けている〔ルドルフ・シュタイナー『社会問題の核心』を読む〕は、2017年5月に「半年から一年位はかかるかもしれない」として始めたものだが、様々な私的あるいは社会的な事情により、それから三年半...
2017年5月4日R・シュタイナー『社会問題の核心』[1]〜精神生活と教育の自由ここ1年ほどかけて、高橋巌先生を囲む月1度開催の読書会で、ルドルフ・シュタイナーの『社会問題の核心(原著: 1919年4月出版)』(高橋巌訳/2010年/春秋社刊)を読み進め、つい最近、ひとまず読書会として『社会問題の核心』を読了した。『社会問題の核心』で示されているような...
2015年7月26日ルドルフ・シュタイナー〜宇宙の霊性と人間の物質性の結び日本人智学協会による高橋巌氏の講座(まだ一般には刊行されていないルドルフ・シュタイナーの論考について、高橋先生の日本語訳テキストによる説明に基づきながら、各自の読みを深めていく自主的な講座)で、半年程前、ルドルフ・シュタイナーの講義録『宇宙の霊性と人間の物質性を結ぶかけ橋ー...
2015年5月26日ルドルフ・シュタイナー〜現代日本への警鐘人権保障のため国権行使を民主的にコントロールする憲法としての基本理念(立憲主義)を無知・無自覚のまま否定し、その第9条の歴史的・国際的な価値を無視して日本国憲法の改悪を目指す。積極的平和主義・集団的自衛権の名の下に、〈平和〉安全保障法制というまやかしで戦時・臨戦体制を構築し...
2015年2月24日ルドルフ・シュタイナー〜思想としての伝授の門私にとって、30歳前後のルドルフ・シュタイナーが著した『自由の哲学(Die Philosophie der Freiheit)』(高橋巌訳、ちくま学芸文庫)は・・デカルト的な物心二元論やカント的な物自体におけるアポリア、あるいは、空想的唯心論や機械的唯物論が...