2017年5月5日R・シュタイナー『社会問題の核心』[2]〜生計目的の賃労働から精神生活としての労働へ[まえがきと序論]から-2 《3》「商品としての賃労働」から「連携組織における報酬」へ シュタイナーは『社会問題の核心』(以下、本著と略す)の全体を通し、三分節化された社会有機体においては生計維持を目的とする賃金労働(者)は消滅し、あらゆる労働が本来の姿である精神生活として...
2016年8月12日新しい装丁本〜角背布装『柳宗悦・宗教選集(全5巻)』久しぶりに新しい装丁本の紹介ということで、Reliureページに作品写真を掲載。装丁本は『柳宗悦・宗教選集(全5巻)』。柳宗悦(1889-1961)は、「民藝運動」の創始者・活動家・思想家として、且つ、琉球・沖縄やアイヌ・東北の「民藝品」をはじめとした、その確かな審美眼に裏...
2015年8月28日間章(3)〜“滅びの美学”から“新生の霊学”に向けて先の『間章〜独白的言説と即興をめぐって』において・・〈私は、間章の言葉の内に、そうした“存在としての危機”に立ち続け、それを乗り越えようとした彼のラディカリズムの苦闘と悲痛を感じ、その危機を前にして生き急いだ彼の焦燥と宿命を想う〉・・と書いた。...