2019年7月7日R・シュタイナー『社会問題の核心』[14]〜マルクス主義と近代教育制度における唯物主義[社会有機体三分節化をめぐって]から ◉ マルクス主義と三分節化/自由な学校と三分節化 《2》マルクス主義における「観念としての唯物主義」 言うまでもなくカール・マルクスの思想体系は、思想的・政治的に世界に大きなインバクトを与えてきたし、今でもその影響力は続いている。もっと...
2017年6月1日R・シュタイナー『社会問題の核心』[6]〜プロレタリアの暗示にかけられた階級意識[第1章 現代社会の根本問題]から-3 《3》プロレタリアの暗示にかけられた階級意識 プロレタリアに組み込まれた唯物的思考の幻惑は、その「階級意識」にも覆い被さっている。プロレタリアとしての「階級意識」は、自身が属する社会階級としての固有な自意識として捉えがちだが、その「階...
2017年5月25日R・シュタイナー『社会問題の核心』[5]〜プロレタリアにもたらされた唯物的思考の幻惑[第1章 現代社会の根本問題]から-2 《2》プロレタリアに組み込まれた唯物的思考の幻惑 シュタイナーは、当時のプロレタリアの諸要求の内奥に「純人間的な精神衝動」を洞察すると同時に、そのプロレタリアの意識あるいは無意識のうちに、イデオロギー的な幻惑として組み込まれた「科学的...