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『ニルヤカナヤ』〜久高島の気鳴


 長らく本ブログにupしてこなかった写真作品だが、今回、大重潤一郎監督の映画三部作『久高オデッセイ』に触発されつつ、初めて訪ねた「久高島」の写真を『ニルヤカナヤ』と題して掲載(いつものように白黒写真)。NPO「久高島振興会」を通して紹介された久高島出身ガイドさんの案内とともに、“祈り”を捧げながら2016年1月に撮影(今回の撮影び個人ブログへの掲載許可も得ました)。FUJIFILM「X100S」によるRAWデータだが、upしたのはjpeg画像のため画像劣化は否めないが、雰囲気は伝わるのでは・・・・。

 「フボーウタキ」へと通じる道の“ただならぬ雰囲気”・・ウタキは〈立入禁止〉だが、そうでなくとも、私などには到底立ち入れそうにもない異界的気配・・など、この地を訪れての印象等は多々あるが、今は写真作品の掲載だけにしておく。

 なお、“祈り”の場(聖域)であることを忘れなければ、「フボーウタキ」に立ち入ることなどの不用意な言動はあり得ないと思うが、初めて久高島を訪れる方には、久高島出身ガイドさんによる案内がお薦め、というか、必要不可欠と思う。また、個人もしくは少人数で心静かに訪れるべきだ。

 ところで、別途訪れた沖縄本島「セイファーウタキ」では、「サングーイ」の前でピースサインで記念撮影するなどの“騒がしさ”には戸惑いを感じた(世界遺産という観光地化!!)。ガイドさんが常駐するなどして、運営上の配慮や苦労は理解できるが・・・・。

 そんな訳で、夕方の閉場直前の人影まばらな時間まで「セイファーウタキ」に留まっていたら、各拝所を廻りながら“祈り”を捧げる人たちに出会えた。おかげさまで、それまでの“騒がしさ”から解放された“本来の気配”を感受することが出来た。感謝

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