2017年11月13日R・シュタイナー『社会問題の核心』[10]〜経済過程において変容する貨幣の役割[第3章 資本主義の本質 − 資本・労働]から-1 《1》経済過程において変容する貨幣の役割 「資本主義の本質」と題した第3章は、私にとってなかなか手強い内容だが、この章で私が注目するのは“貨幣の役割”と“賃金労働”に関するシュタイナーの論述である。まずは、次のような貨幣に...
2017年7月1日R・シュタイナー『社会問題の核心』[7]〜資本主義的擬制により商品として歪められた労働[第1章 現代社会の根本問題]から-4 《4》資本主義的擬制により商品として歪められた労働=「労働力の商品化」 プロレタリアにおける精神生活の代償としての階級意識が、経済生活のあり方のみに眼を向けたのは……人権を抑圧する法生活(=自由主義)のもと、生存そのものを脅かす経済生...