2017年6月1日R・シュタイナー『社会問題の核心』[6]〜プロレタリアの暗示にかけられた階級意識[第1章 現代社会の根本問題]から-3 《3》プロレタリアの暗示にかけられた階級意識 プロレタリアに組み込まれた唯物的思考の幻惑は、その「階級意識」にも覆い被さっている。プロレタリアとしての「階級意識」は、自身が属する社会階級としての固有な自意識として捉えがちだが、その「階...
2017年5月16日R・シュタイナー『社会問題の核心』[3]〜イデオロギー的社会論から倫理的個体主義に基づく三分節化へ[まえがきと序論]から-3 《5》「社会有機体三分節化」をどう読み解くか シュタイナーは、[本論]に先立って[まえがきと序論]をまとめる形で、その社会論の核となる「社会有機体三分節化」について次のように述べる。 【精神生活においては、各人が自分の特別の能力に従って自由に活動...