2018年9月8日R・シュタイナー『社会問題の核心』[12]〜国際社会にける自由な精神生活とクレオール化[第4章 三分節化から見たこれからの国際関係 − 社会・国家・民族]から 《1》国際社会における自由な精神生活 シュタイナーは、国際関係を考える際にも社会有機体三分節化に基づきながら、国際社会における精神活動の第一義性について次のように語る。 ...
2016年8月15日「ヤポネシア」再考〜群島-日本のCRÉOLITÉへの眼差し私は、作家としての島尾敏雄(1917-1986)は縁遠く、むしろ、彼の妻である島尾ミホ(1919-2007)の独特のイメージ溢れる文章や語り口に惹かれるのだが、1960年代当初の島尾敏雄による発語としての「ヤポネシア」という言葉には、最近強く引き寄せられている。...
2016年3月3日ジャック・クルシル〜抵抗と慈悲として谺するCREOLIZATION(クレオール化)マルティニーク移民の両親のもとに生まれたジャック・クルシル(Jacques Coursil/1938-、パリ出身)は・・「世界の素材を混合し、今日の人類の諸文化を結合し、変化させる押しとどめ難いプロセス」(エドゥアール・グリッサン『全−世界論(TRAITÉ DU...